勝亦製材駿河鉄骨のブログ

「木配り」7月号 「人間は考える葦である」

「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
  これは、7月号に掲載した私の文章です。
  よろしかったらお読みください。

 

木配り

アメリカがイランの核施設にバンカーバスターというミサイル兵器を使用して、核施設を破壊した様だ。
これはもう、イランとアメリカ&イスラエルの戦争が始まったということです。
トランプ政権発足前は、ロシアとウクライナの戦争を自分が大統領に再任されれば24時間以内に停戦させると豪語していたトランプ大統領だが、それどころか状況は悪化して戦争は続いているし、イスラエルとパレスチナの件もこじれている、インドとパキスタンも揉めている。世界中に火の粉が拡散し始めていると言える。世界各国の軍事費は物凄い勢いで増えており、自国を守るための軍拡に走っている。
これは第12次世界大戦前夜の状況とそっくりだと思う、トランプはもしかしたら、終末の使者なのかもしれない。
何せ名前が賭けでどっち転ぶか分からない様な名前だ。
人間という生き物は闘争を繰り返し、生き残ってきた動物であるから、闘争という遺伝子が体に組み込まれているのも当然だが、それを抑える理性と意思があると信じたい。
でも現実は違う。明らかに世界は滅びに向かっている。
エネルギーや食糧不足、異常気象等の問題に現在の世界中で使われている軍事費を回せば、どれだけの人が助かるか、世の中が良くなるのか、分かっていてもやめられない、闘争(戦争)は人間のアイデンティティみたいなもので、人間の人間たる所以かもしれないが、もう先の余りない私としても、人類には滅んで欲しくはない。
日本は古古古米が美味しいだ、美味しくないだとか、国分太一が重大なコンプライアンス違反とか、そんなことがトップニュースになっている平和な国だけど、いつまでもそれが続くかは分からない。
お花畑の住人ではありたいが、そのためにはやるべき備えとことがあると思う。
50年後に日本が中国の東方省とかになっていないことを祈る。
フランスの哲学者パスカルの「人間は考える葦である」という有名な言葉があるが、これは
「人間は自然の中では葦のように弱い存在である。 しかし、人間は頭を使って考えることができる。 考える事こそ人間に与えられた偉大な力である」という意味だそうだ。
いまその言葉に反して、「人間は闘う葦である」になりつつある
残念です。                  
   英樹


 

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