勝亦製材駿河鉄骨のブログ

「木配り」5月号「世界大戦前夜」

「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
  これは、5月号に掲載した私の文章です。
  よろしかったらお読みください。

木配り

アメリカが世界の警察を辞めるといい、所謂パックスアメリカーナが本格的に終焉した。
15年程前には「民主主義と自由市場資本主義は勝利した」と世界では宣言されていたが、その勝者はどこにも見当たらない、経済のグローバル化によって世界には多くの中流層や教育された人々が増えたが、貧富の差が拡大し、色々な紛争や戦争が増加した。資源の奪い合いや関税戦争、軍拡等、様々な不満が世界に渦巻いており、第二次世界大戦前夜と似た様な状況に世界はなりつつある。
世界大戦が再び起きれば、日本でまず困るのは食料だろう、本来は農耕民族であった日本人のこの国が、食料自給率3年連続で38%だそうだ。
かつて江戸時代まで鎖国をしていた日本はその頃、もちろん食料自給率は100%だったはず、とにかく今政府が行うべきは、食料自給率のUPと人口増加策だと思う、ウクライナとロシアの戦争を見ても分かる通り、人が居なければ、戦争もできない。
仕事もできない、未来もないのである。
歴史上、人口が減って栄えた国はないと思う。本当は日本はまた鎖国して、農業国になるのが正解だと思うが、それは無理な話でしょうね。                     英樹



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