これは、10月号に月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。
木配り
我々建設業に携わる者にとって、空気は断熱材としての効果があるということは常識です。
例えば窓のペアガラスの中には空気やアルゴンなどの不活性ガスが入っていて、断熱効果を高めていますし、家の壁の断熱材も、気泡が沢山入った物や空気層を利用した物が多くあります。
そんな空気を1℃上げるということは、本当は物凄いことで、莫大なエネルギーが必要となります。
実際には、空気中の水蒸気等も温まっているのですが、地球の平均気温が1℃上がるということは、本当に物凄いことなのです。
今現在、平年の気温より5℃とか高くなっているのは、本来は異常とか言っている場合ではなのです。危機的状況です。
そしてその原因は明らかで、地球が何億年も掛けて地下にため込んだ化石燃料を掘り起こして燃やしているのですから。
結果は火を見るより明らかです。
でも人間の性で利益や現在を優先させてしまい、将来のことには目をつぶる。
現在の世界はそういう世界です。既に現在の状況にストップをかけることは難しく、恐らく化石燃料を使いきるまでは、人類は止まれないでしょう。
悔い改めなければ、救われることはないでしょうね。
英樹