「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
これは、3月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。
木配り
第2次世界大戦が終結しておよそ78年、一見すると平和と呼べる期間が続いていたように見えるがその間も、ベトナム戦争や東西冷戦、民族紛争、様々な国での内戦、テロ等、人間同士の戦いが絶えることは終ぞなかった。
そしていま再びロシアのウクライナ進行により、核戦争や世界大戦になりかねない、非常に危険な状況にある。
核戦争は、知性のある人間なら絶対にやらないと思うのだが、この世の中に「絶対」ということはない。
そもそも人類の歴史は闘争の歴史で、それに勝ち残ってきたのが我々であるのだから、戦いの遺伝子が組み込まれていることは間違いない。それを理性で抑えることが出来るかどうかが問題なのだが、それはなかなか難しいことでもある。
ロシアのプーチンが、自分の死んだ後のことなどどうでもいいと考えれば、もしくは病気で皆も道ずれにしようと考えれば、いとも簡単にこの世界は崩壊するだろう。
瀬戸際とは実は今の様な状況のことを言うのだと思う。
日本人は余りにも楽観的過ぎる気がしてならない。
コロナ対策のマスクがどうのこうので、揉めている場合ではない。
英樹