勝亦製材駿河鉄骨のブログ

「木配り」6月号 「続コロナ」


 「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。

これは、6月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。


木配り

今月も引き続き新型コロナウイルスのお話です。
529日現在、パンデミックにより全世界で550万人が感染し、35万人が既に亡くなっています。
ブラジルに置いては、一日の感染者が
2.6万人と、とんでもない数字となっています。
世界においては、まだまだ第一波が猛威を振るっています。
日本での感染者は累計で
16,719人、死者は874名と奇跡的とも言っていい数字に抑えられたと言えるでしょう。
今回の日本政府のとったスタンスは、当然のことながら人命第一でした。
しかしそうでなかった国もあり、ブラジルなどはその最たるもので経済は止めずに、かかった人は仕方ない、インフルエンザと同じだと、トップが言いきりました。
たしかに特効薬があれば、インフルエンザよりも怖くないウイルスではあると思いますが、特効薬ができるまでにはまだ時間が必要です。
コロナウイルスに感染しても対処療法しかできない状況で、死にゆく人をただ見守るしかできないということはできるだけ避けたい。これが日本のスタイルでした。
高齢者や持病を持った人、貧困層等を事実上切り捨てた国も現実にあります。
亡くなられた方の平均年齢が
80歳だという国もあるそうです。
失われた命は戻りませんが、失われた経済は戻る可能性があります。 
そういった意味では今回の日本政府の対応は正解だったとおもいます。
しかし今後、新型コロナウイルスの影響による経済的な理由などで、自殺者等が増加したのでは意味がありません。
ここまできたら、今後も人命優先の政策をとっていただきたいと、持病持ちの私としては願うばかりです。 

                       英樹

 


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