「木配り」は、当社で毎月発行している広報紙です。
これは、5月号に掲載した私の文章です。
よろしかったらお読みください。
木配り
新型コロナウイルスのパンデミックにより4月末時点、全世界で300万人が感染し、そのうち20万人が亡くなりました。
日本での感染者は15,000人、亡くなった方は400人です。
日本は感染者の調査数が少なく、隠れ感染者がもっと多く居るのではないかと言われていますが、自覚症状も何も出ない人達は自ら検査を受けるべくもなく、インフルエンザと同じで、常に感染者が自分の身の回りに居るということを、意識しながら生活するしかないと思います。
中国の武漢で発生したこのコロナウイルスは変異をしており、いま日本で流行っているウイルスは武漢からのモノではなく、第二派の欧米から持ち込まれた、感染力・毒性の強くなったものだと言われています。
それを考えれば、日本はよくやっていると思います。感染者数は最終的には全人口の7割以上になり、その人たちが抗体を持たないと、コロナもインフルエンザの様には収まらず、流行り続けることとなるのですから、感染者数よりもとにかく死者の数を増やさないということが重要だと思います。
インフルエンザの様に罹っても効く薬があればそれほど怖くはないのですが、いまは対処療法しかないので恐ろしい病気となっています。
新型コロナに効く薬が早く出来ればよいのですが、もう少し時間が掛かるようです。いまは、とにかく新型コロナに罹らぬようできる限りのことをするしかありませんね。
グローバル化が進み、世界のどこかで発生した風土病があっという間に全世界に広がってしまう。
グローバル化というのはそういうものです。
これは経済におけるリーマンショックも同じことでした。
グローバル化が本当にいいことなのか?。
私個人としては、江戸時代の鎖国政策が本当はベストであったような気がします。
しかし開いてしまったパンドラの箱はもう閉められないのです。
英樹