せっかくなので、UPさせていただきます。
只今ご紹介に預かりました、保護者会長を務めさせていただいております勝亦です。西高さんには、三男がお世話になっておりましたが、この春無事に卒業し、大学へと進学いたしました。先日、独り暮らしのためのアパートへの引っ越しは済ませましたが、新型コロナウイルスのパンデミックによって、既に大学の入学式は中止になり、5月の連休明けまで講義の中止も決定されています。
今現在、世界中が大混乱し、多くの人が、先の見えない不安な毎日を、過ごしていることと思います。そんな中でも皆さんはこうして今日、高校の入学式を迎えることができました。本日の入学式を開催するにあたり、ご尽力いただいた総ての皆様に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
さて、今の日本は漠然とした将来への不安が常に渦巻いていて、なんと言ったらいいか、閉塞感とでもいうのでしょうか、グローバル化した時代の中で一層、個人個人が孤立化している様な気がしてなりません。そしてグローバル化した世界においては、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックのようなことも、簡単に起こりうるということを、思い知りました。
混沌とした困難な時代ですが、時代や環境を嘆いていても、何も変わりません。自分の境遇は自分でなければ変えることはできません。若い皆さんにはその力と可能性があるのです。「じっと手を見る」のではなく、思い切って一歩前に進み出ましょう。どんな時でも、いま目の前にある自分にできることを精一杯やる。人生は常にその連続だと思います。
小説「星の王子様」の中で、「本当に大切なものは、目に見えない」というセリフが出てきます。皆さんには、本当に大切な目にみえないものを、西高の三年間でぜひ見つけていただきたい。それが皆さんの将来の道標(みちしるべ)となることを願います。
人生の先輩としてもう一つアドバイスしておきたいのは、人は自分が思い描く以上の自分にはなれないということです。こうなりたいと自分の将来を思い描きそして、それに向かって努力しない限り、ある日目が覚めたら突然、理想の自分になっていた、なんてことは絶対にないのです。すべては、自分次第なのです。
最後に、私も高校球児でしたので、野球部の活躍には常に期待・応援しています。今年も大勢の新入部員を迎えられました。
目指せ!甲子園! 以上、私の祝辞とさせていただきます。