江口です。
N様邸も完成間近です。
月末のお引き渡しに備え急ピッチで作業は進んでいます。
工事もこの時期になると、全体の姿が見え始め、どんどん楽しくなってきます。
今日は一足先にこあがりの建具を入れてもらいました。
格子の建具です。こあがりになっていて畳を敷く予定です。
座って食事をする場所なので、建具には腰板を付けています。
この腰板が、実際に座った時に空間に効いてきます。
ないとスースーする感じで、あると部屋としての落ち着きがでます。
腰板も微妙な高さ加減があり、広縁と畳の和室の部屋の間の障子等は、もう少し腰板の高さが低い方がすっきりします。
こあがりの部屋は、少し趣を加えて色をつけているので、建具も塗装してもらうため、先に取り付けてもらっています。取手も内側と外側で色を変えています。
N様邸では他にもこだわりの建具がたくさんあります。建具屋さんと話をするのもとても楽しいです。
桟の太さや、ピッチ、框の枠の巾や腰板の高さ、桟の面取りや取っ手の形状、敷居すべりの色、ガラスの色柄等、話出せばきりがありません。軽く見せたい、どっしり見せたい、繊細に見せたい・・・造作建具の楽しさは、素材もそうですが、その空間に合わせてつくることができるところが大好きです。
こだわりの建具ぜひ1枚どうでしょうか?