江口です。
タイトル通りですが、たたみのよさを再実感しているので、これから家づくりをされる方は畳のことも考えてみてください。
昨年建築させて頂いたお家は、本当に畳を入れる方が多かったです。
A様邸・・・リビング・寝室・和室・・・3/6部屋畳
B様邸・・・こあがり ・寝室・和室・・・3/5部屋畳
C様邸・・・寝室・子供室*2・座敷・リビング・・・5/8部屋
書いてみると本当に多いですね。昨今は、新築では和室を一間とられる所が多いですが、
私が担当させて頂くおうちは、畳を好まれる方が多いです。
家には一つは和室を!とは言わず、畳をたくさん!大賛成です。
畳のいいところは、
①家具がいらない!床にまっすぐ座れます、冬も寒くないです。そして家具がないので広々使えます。
平面の提案としては、リビングを畳にされる場合は、座卓がダイニングテーブルを兼ねている場合も多いので、
ソファやダイニングテーブルを置いて狭くするよりも、ダイニングをなくし、キッチンとリビングを広く配置できます。
②部屋の用途が広がる
家具があまり必要ないので、食卓、寝室とフリーに部屋を使うことができます。
③簡単に入替えができる
フローリングは張替えが大工工事が入るので大変ですが、畳は朝持って行ってもらって、夕方に持ってきてもらう等費用や工期の面から見ても、とても簡単です。襖も同様ですね。気分を新しくしたい時に床を取り替えられるってすごいと思います。海外の方もびっくりされるんじゃないでしょうか。
④気持ちいい・落ち着く
これも国民性かもしれませんが、床に直接座ったり、寝転がったりすることで落ち着きを感じます。
畳の部屋で日向ぼっこはすごく気持ちよいです。又座敷などは洋間と違い家具を置かないので、すっきりとし物書きをしたり、心を落ち着かせる部屋としても向いていると思います。
う~ん、いいことばっかりですね。何故たたみが少なくなってきたのか不思議です。さらに畳を続き間にすると
建築的にももっと用途が広がったり、風の抜けがよくなったりと、いいことが増えます。
でも畳って和風の意匠にならないか?と言う事を懸念されます。
最近は琉球畳も浸透し、それほど和風っぽくならない事例もたくさんあります。
また最近施工させて頂いたM様邸では、明治・大正時代の和の要素を残した洋館などをコンセプトに設計させて頂きました。結果としてはリビングに畳っていい!!と再確認しました。
格組天井をあっさりした形の高い天井で畳の部屋ながらも広くて解放感のあるリビングです。
リビングは正方形の8帖間、隣にダイニングキッチンがあります。
キッチンは少し荒っぽいステンレスのキッチンです。
畳とステンレス合いそうにないですが、とても合っていると思います。
和の要素と洋の要素、昔と現代をうまく組み合わせることで色々なデザインや暮らし方があると思います。
畳リビングおすすめです。ぜひ検討されてください。