江口です。
またまた、ブログ期間があいてしまい、昨年ブログが空いた時期のように結婚説、妊娠説、逃避行説など色々なことを疑われていた江口です。※注 上記のようなことは残念ながらないです。
忙しさにかまけています。
最近の仕事は、少し遠いところが多いので、車に乗っている時間が長いです。
一番遠いのは佐世保です。その次が武雄、芦刈、千代田、佐賀市内という所でしょうか。
何故佐世保なのか??
それはよく耐震改修・設計依頼を頂く業者さんから増築の確認申請と耐震改修設計の仕事を頂いたからです。
現場の施工は佐世保の工務店さんがされるので、大丈夫かなと思って引き受けたのですが、中々の難しさでした。
はじめの相談では、2件の耐震診断をおねがいしたいとのことでしたが、
現場調査に行ってびっくり、一つは耐震診断が不可な物件でした。
1階は鉄骨ガレージと木造家屋、その上に2階が乗っているという複雑な混構造だったのです。
佐世保をなめていました。すみません!
現場に近づいていく途中、車窓から見る景色は、これ基準法大丈夫??安全上大丈夫??どうやって住んでるんだ???という建物ばかりでした。道路自体もかなりの狭さ、急勾配、カーブとナビの示す道をドキドキはらはら進みました。
その後、もう1件依頼頂き、下見に行きましたが、ざっと見て確認しただけでも境界から建物が出ている、もしくは境界が全く分からない、道路斜線に建物が引っ掛かっている、登記簿上は平屋なのに、現場は2階がのっていて、さらに増改築の申請も出されていないという、とにかくすごい物件でした。一つだけでも大変な問題がたくさんあり、どこから手をつければ?と考え込んでしまいました。
まだ購入を検討されている段階だったので、上記を説明して、やめるという決断に至りました。
別の方からも、たまたま佐世保の木造アパートの耐震診断をとご相談頂き、下見にいきましたが、そこも道路からのアパートの玄関までの高低差は12m程あり、歩いて狭い階段路地を登り物件に行くのですが、本当にせせり立つ建物で、建物の廊下部分は、崖地に鉄骨の足が6m程のびていました。
佐世保は本当にすごいです。
土地が広く、道路も広く、高低差もない佐賀で建築できることがどれだけ幸せかしみじみ感じています。
佐賀ではあまり使わないというか使わなくても悠々と建てることができるのですが、佐世保では建ぺい率、容積率、斜線制限や、緩和規定などをフルに使わないと中々建てられないです。勉強にとてもなりました。
4m道路は少し狭いですよねという感覚で行くと、佐世保の業者さんからすると十分と言われます。
結局、佐世保は相談依頼としては4件ありましたが、3件は診断不可という結果をお伝えしました。
そんな佐世保は、やはり建築が難しい(法規と施工、プラン上)のか、佐賀と比べると人口は多いはずですが、
建物が古く残っている割合が多いような気がします。市役所も佐賀市役所に比べると建築の相談に来る、申請を出す人の数が極端に少ないです。不思議ですね。
そんな近況ですが又頑張ってちょくちょくとブログを更新したいと思います。よろしくおねがいします。