1995年に発生した阪神・淡路大震災や20113月の東日本大震災。いくら年月が過ぎても、あの時の映像は鮮明に覚えています。
これらの震災を機に、自宅の防災グッズの点検を毎年する人も多いとか。東日本大震災の時、電池や水などが品薄になって、苦労した方も多かったことでしょう。
そこで、今日は非常時の持ち出し品についてお話します。
ご参考までに、愛媛県松山市の非常時持ちだしリストです。
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/kurashi/bosai/bousai/keihatu/bousaimap.files/28_29.pdf
まず普段の朝を思い出してみませんか?
■ 起きてから寝るまで、手にするモノはなんですか?
時計・メガネ・コンタクトレンズと洗浄液・水・食料・持病の薬・サプリメント・歯ブラシ・ティッシュペーパー・トイレットペーパー・使い捨てカイロ・・・・
朝のワンシーンを思い浮かべただけでも、実に多くの必需品があります。
赤ちゃんがいるなら、ミルク・哺乳瓶・紙おむつ・おしり拭きも必要ですね。
レトルトの離乳食や、食物アレルギーに対する除去食の準備も大切です。
このほか、印鑑・預金通帳・健康保険証、携帯電話が使えなくなった時のためにアドレス帳があると重宝します。
こうして考えると、私たちが必要とする物って、本当にたくさんあるんですね。
その中から、「我が家に必要な一次持ち出し品」を絞っていきましょう。
■ 3日間、何を食べようか・・・
ほとんどの災害では、救援物資が届くまでに数日かかるといわれています。
ですから、家族の3日分の食料を確保しておくことが大切です。
といっても、乾パンやカップラーメンばかりを食べるのは苦痛ですよね。
そんなことを考えながらお店を覗くと、日持ちのする様々な食料が目に入ります。
賞味期限が数年間あるものは高価ですが、半年から1年程度を探すと、意外と種類が多いものです。
持ち出し品として準備しておき、賞味期限が近づいた頃に災害がなかったことに感謝して食べてみませんか。
その時に味をチェックして、ニューバージョンを仕入れるのもいいですね。
私の家では半年持つビスケットも準備しておいたのですが、賞味期限があと1週間になったので、家族が先日食べていました。
「おいしいけど、結構のどが渇くよ」との意見。参考になりました・・・。^^;
■ 災害が起きたとき、家にいるとは限りません
家の中で、非常持ち出し品を置く場所を決めていますか?
玄関・枕元・勝手口・・・いろんな場所が候補に上がるでしょう。
今の住まいの耐震性に不安があるなら、倒壊したときに備えて、数箇所に分けて置くのもいいですよね。
また、留守中に災害に遭った時を想定して、普段持ち歩くもの・車中に置いておくものを見直すことも大切です。
最初に紹介したリストを見ながら、家族のために想像力を働かせてみてくださいね。
非常時の持ち出し品を準備することも大切ですが、現在のお住まいに住み続けている ご本人は、それほど不安を感じない場合も多いかと思います。今まで無事に過ごせた事が油断を招いているようです。
災害に強い家にしておくことも、同じように大切だと思うこの頃です。
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