ちょっと前の話ですが、2003年の夏、記録的な猛暑によりフランスで約1万5千人の方が亡くなりましたね。
あなたも覚えていらっしゃいますか?
あのとき驚いた事は、亡くなった人の多くが、家の中に残っていた高齢者や身体が弱い人、小さな子どもだったということです。
家の中も油断はできない、ということを思い知らされた出来事でした。
日本でも、室内での脱水症状を防ぐための対策が、数多く報道されましたね。
3歳頃までに汗を出す機会が少なかった人は、大人になっても汗が出にくいといわれます。
そんな体内の余分な熱を出す機能が弱い人たちも、高齢者や子ども同様、夏は怖い季節ですね。
一般的に気温が33度以上になると、高齢者の死亡率が高くなるといわれています。
その原因として、高温による免疫力の低下、発汗と水分の補給不足からくる脱水症状、血液循環の減少などがあるそうです。
健康な方ならば、身体は心臓の温度を上げないようにするため血液を手足に流し放熱します。
しかし、高齢の方はそれがうまく機能せず、脳卒中や心臓発作を引き起こしてしまうことがあるそうです。
昨年の夏は大丈夫だったから、と油断できませんね。
また、数十年間家族を守り続けてくれている家は、断熱性が低いものが多いと聞きます。
夏、西日が入る部屋は灼熱地獄。暑すぎてクラクラしますよね。
夜も壁が熱を持っているので、寝苦しいものです。
室内で冷房をつけても、足元だけが冷えて冷房症になることもあります。
日中でも、赤ちゃんは寝ていることが多いので、家事をするお母さんに合わせて冷房をつけていると、赤ちゃんだけがつらい思いをすることにもなりかねません。
窓リフォーム・断熱リフォームは、冬の結露対策だけではないんです。
夏の熱さ対策にも有効ですよ。
あなたは、ご存じでしたでしょうか?
壁や窓だけではなく、天井の断熱もすることで、より暑さをやわらげることができます。
「リフォームはお金に余裕がある人が快適性を求めるためにするものだ。贅沢だ」と思っている人。
もしかしたら今までリフォームには興味が無かったかもしれませんね。
でも、健康を・・・命を守るためだったら?
暑さ対策は、よしず、遮熱カーテンなど比較的安価なものから、複層ガラス、壁・小屋裏断熱までいろいろな方法があります。
でも、もしも、あなたが毎年、冬の結露や夏の室内の暑さに苦しんでいるのなら、家族の健康のために、断熱リフォームを一度検討してみては?
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