■ 生活設計についての補足
前にお伝えした資金計画の前に必要な生活設計のお話。
家族構成やライフプランの考え方などで、生活設計は十人十色ですから、どうぞ あなたの家族とよく話し合ってくださいね。
例を少し・・・
子どもの誕生、マイホーム購入の時期、住宅資金、教育資金、保険への加入、老後資金、介護や相続 ・・・、
次に、その夢や予定、目標などを実現するために必要な費用を明確にしてください。
重要な3つのポイント“お金・健康・生きがい”は忘れてはいけないと思います。
今回は、収支を把握することと、あなたの家計の本当の資産を把握することです。
■ 家計収支の把握
あなたの家族が、将来必要になる費用が明確になれば、次に行う事は、現在の家計収支の把握です。
まず、収入とは…可処分所得を使います。
住まいづくりの勉強をしているあなたなら、1度は聞いた事があるとおもいますが、可処分所得とは何かご存じでしょうか?
“実収入から直接税、社会保険料などの非消費支出を差し引いた額のこと”
(社会保険料とは、厚生年金保険料、健康保険料、介護保険料(40歳以上の場合)、雇用保険料)
つまり“手取り額”のことですね。
支出は、食費や光熱費などの基本的生活費、住宅ローンや固定資産税などの住宅関連費、教育関連費、生命・損害保険料、交際費などのその他の支出、自動車購入などの一時的支出を合計したものです。
それぞれの支出金額がわからないときには、「可処分所得-1年間の貯蓄額」で算出することもできますよ。
■ 資産と負債を知っていますか?
家計収支がわかったところで、資産と負債の状況を客観的に見られるようにしてみましょう。
左か右側どちらかに、貯金や金融資産、生命保険の解約返戻金、土地建物など換金した場合のおおよその金額などを書き出して合計します。
これが資産。
もう片方には、車などのローン、クレジットカードなどの残債、すべてを合計します。
これが負債。
資産から負債を引くと、あなたの本当の資産がわかります。
はっきり知るのはなんだか怖い気がしますね。
もしも、思ったより少ない、マイナスであれば、早急に対策を立てなければ、マイホームへの道のりは遠のくばかりかもしれません。
毎年同じ時期にチェックしてこの1年我が家の家計は健全だったか、そうではなかったのかを考えるといいですね。
■ 最後に。
いつまでにどれくらいの資金が必要で、いまの家計収支で準備することが可能かどうかが、なんとなくわかると思います。
多分「我が家は今のままで何の問題もないわ」なんていう方は、本当に少ないかもしれないですね。
あなたはどうでしたでしょうか?
不況が長引く中、現実をしっかりと見て、今の暮らしはもちろん、今後の暮らしも楽しく過ごせるようにしたいですね。
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