公的優遇制度の効果もあり、窓改修・断熱改修をする人も増えているのではないでしょうか。申請手続きに追われて、嬉しい悲鳴を上げている会社も多いかもしれません。
「確かに結露はイヤだけど、そんなお金ないし、贅沢じゃない?」
と、不況で財布の紐を引き締めている方には、理解できない光景でしょう。
確かに、数千円、数万円の買い物ではありませんからね。
『結露対策』、『省エネ』としてリフォームを考えるなら、やはり高額です。
でも、健康が得られるとしたら?
結露を放っておくと、カビができます。
湿度が高いとダニも発生しやすくなります。
カビやダニは、喘息・アトピー性皮膚炎・鼻アレルギーなどを引き起こし、抵抗力が落ちると、カビが肺に入る事が原因で、肺炎になる事もあります。
一時期、テレビで報道されていましたね。
カビが出す発ガン性物質が原因で、悪性腫瘍ができる危険もあります。
実際に、知人が以前、寒い地方で暮らしていたとき、断熱材の入っていない家に住んで、カビに悩まされた事があるそうです。
それまでは、暖かい地方に住んでいたため、流れ落ちる結露は見た事がなかったんだとか。確かに地域によって差がありますね。
結露が少ない地域は、窓に落書きをして遊べる程度の量でしょうか。
内壁に結露ができるのは初めてで、対策も分からない間に、壁際のタンスの裏には青いカビがびっしり付いて、2回捨てたそうです。
初めて畳にホワッと生えていた白いカビを見たときは、ゾッとしたとか。
アルコールで拭いたり、あれこれ対策を練ったらしいのですが、これでは、毎年冬は戦いですね。
そうこうしているうちに、とうとう家族がアレルギー性鼻炎に。
そして翌年には、その知人自身も・・・。
「石油ストーブを使わず、エアコンだけ使いなさい。洗濯物は室内に干したらいけません。結露を減らしなさい。湿度をしっかり管理しなさい」
と病院で言われたらしいのですが、これが難しいとか。
冬は洗濯物を外に出したら凍るので、仕方なくそのままの生活を続けていたというのですが、結局、その年の春には、花粉症デビューもしたそうです。
知人の方は、「結露が原因でカビが生えるのは知っていましたが、それが身体にどれだけ悪影響を与えるのか、知りませんでした。
知っていても、アパートや貸家では対策に限界がありますよね」と。
こまめに換気をしたり、結露をふき取るのは、かなり大変です。
もしあなたが、結露で室内にカビが生える状態に悩んでいるなら、あなたの健康を守るために、改めてリフォーム情報をチェックしてみるといいかもしれませんね。
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