震災以降、過去に例を見ないほど、節電の意識が高まっているように思います。エアコンの設定温度を調整したり、家族で同じ部屋にいたり。
いろいろ考えて取り組んでいらっしゃることでしょう。
一番いいのは、家自体の性能を高めることですが、東日本での地震を見て、あなたが再検討しようと考えているかもしれません。
そこで今回は、今の住まいでできる節電を、いくつか紹介してみます。
● 待機電力カット
とは言っても、いちいちコンセントを抜くのは面倒なものです。そこで、あまり使わない家電をチェック。扇風機・ホットカーペット・エアコン・炊飯器などなど。一度、部屋の中をじっくり見て下さいね。また、節電プラグを使うのも有効です。
パソコン・テレビ・ゲーム機など、指一本で待機電力をカットできるので、楽エコできます。
● モップ掃除の後、掃除機をかける
これは、花粉症対策にもお勧めです。フィルターを2週間に1回程度掃除することも大切。
また、あらかじめ片付けて、一気に掃除機をかけるのもいいんですよ。
● 冷蔵室はゆったり。冷凍室はぎっしり
停電対策にもなるんですが、冷凍食品は保冷剤の代わりになります。冷蔵室の物が多いと、冷気が行き渡りにくいので、ほどほどに。
扉の開閉をできるだけ減らすことは、言うまでもありませんよね。
● 厚手のカーテンを使う
厚手で丈の長いカーテンは、室内の温度を保つのに有効です。リフォームや新築をする時には、ペアガラスにするといいですね。
温度の確保・結露防止・騒音の低減など、メリットが沢山。でも、しばらく予定が無い場合は、カーテンを効果的に使いましょう。
● ラジオを活用する
災害などの情報を聞くため、テレビを付けっぱなしにすることがあります。でも、ラジオの方が電力を抑えられるし、脳の活性化にも良いとか。生活の中にラジオを取り入れてみませんか?
● 照明をLEDに
LEDの普及に伴い、少しずつ価格も下がってきました。玄関・浴室・階段・トイレなど、交換できるところから変えてみましょう。ただし、熱がこもりやすいデザインの照明には不向きかもしれません。
不安な時は、売り場スタッフに尋ねるといいですね。
● 部屋の仕切りをうまく使う
和室中心の家づくりでは、襖で空間を仕切ることで、必要な空間にだけ冷暖房を使うことができました。ムダに広すぎる空間は、電力を多く使ってしまいます。
家づくりをする時、節電できる間取りも意識してみて下さい。
● 温水洗浄便座の設定を、季節に合わせて変える。
無理な設定をすると、ヒートショックなどの問題も起きかねませんので、家族構成や季節に合わせて柔軟に。
最近の製品は節電モードが付いているので、決まった時間に留守にする場合は、節電モードを活用しましょう。
節電方法は、まだまだたくさんあります。また、今は節電するだけでなく、電気を作り出すこともできます。太陽光発電の他にも、ソーラーランタンや、ソーラーライトなど、太陽光を活用する製品は、次々に生み出されています。
家電を買い換える時に、節電家電を検討するのはもちろんですが、家づくりをする時は、節電の視点からも考えてみて下さい。
努力の結果は、すぐに光熱費に反映されます。
浮いたお金をどう使いましょうか?
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