これからの家づくり
頭金も十分に貯まり、お気に入りの土地も見つけて「今年のうちに新築して、来年のお正月は新居で迎えるぞ」とわくわくしているあなた。
「消費税が段階的に増税されるから、今年のうちに新築しようかな」と迷っているあなた。
そんなあなたに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。それは、経済産業省が検討している『エネルギーに関する今後の重要施策』です。
■ エネルギー管理の徹底
電力消費の見える化や柔軟な電気料金メニューなどのインフラであるスマートメーターを2016年度末を目途に、総需要の8割をカバーすることが目標とされています。
また、蓄電池やエネルギー管理システムを活用した住宅に対して、これを評価できるような法案の成立と早期施行するとのこと。
つまり、補助金や減税などで、協力者である私たちの負担を軽くするということですね。
■ 住宅・建築物の省エネ化
経済産業省は、2020年までにすべての新築住宅について、段階的に省エネ基準への適合を義務化する方向で進んでいるようです。
既存住宅については、省エネ基準への適合を強化するために、リフォームを今まで以上に推進し、断熱性を高める計画です。
また、住宅の断熱化と併せて、最近よく耳にするスマートハウスやスマートビルド等の普及を推進します。
省エネ機器、太陽光発電、蓄電池との連携や普及を加速化が予想されます。
■ エネファームの導入支援
エネファームは、家庭用の燃料電池システムで、電気とお湯を同時に作り出すことができます。
この性能は、東日本大震災以来、高く評価されるようになりました。2009年度の出荷台数は5千台程度でしたが、2012年度には累計4万台くらいだったようです。
ちなみに、業界では、2030年までに累計250万台の普及を目指しているとか。
国は、エネファームを2016年には自立化させ、その後に大幅に普及させるため、積極的な導入支援をしてコストを削減するそうです。今は太陽光発電が圧倒的な人気ですが、やがて逆転する日が来るかもしれませんね。
■ 次世代自動車等の普及
いざという時、蓄電池としても使える車があると心強いものです。といっても、高額すぎてなかなか手が出ないのですが。(^_^;)
そんな次世代自動車も、国が支援することにより新車販売に占める割合を、2020年までに最大50%にしたいとのこと。
となると、あなたの車が次世代自動車になるのも、そう遠いことではないかもしれません。だとすると、家とカーポートの配置はよく考えないといけませんね。
家の寿命が200年なら、200年先まで考えた配置にしておかないと。
200年後、あなたの家の車は全部次世代自動車になっているかも。いやいや、その頃には、車に代わる何かが普及しているかも・・・。
確かめることはできないけれど、わくわくしますね。
■ 家づくりの変化に追いつけない業者も
家に求められるものは、どんどん増えています。それだけ、人間の暮らしが、自然に大きな負担を与えているからです。
ただ、あまりに要求されるものが増え続けるので、家づくりの進化に追いつけない業者もいます。
業者選びの際は、家に対するあなたの思いに共感してくれるだけでなく、その時代に求められる家づくりをしっかり学んでいる業者を選びたいものですね。
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