「マリッジブルー」
「マタニティブルー」
どちらも、人生の大きな節目に経験する症状ですね。
幸せなはずなのに、言いようのない不安感やイライラに襲われます。
あなたのご家族はどうでしたか?
マリッジブルーは女性が7割以上、男性でも4割以上の人が経験していると言われ、認知度が高いだけに周囲の理解もあります。
マタニティブルーも同様です。
家づくりの情報をお伝えするブログで、
「どうしてそんな話を?」
と思ったかもしれませんね。
それは、家づくりでも「ブルー」になる人がいることを知ってほしいからです。
新築だけでなく、転勤などの引っ越しも含めて年間4万人もの人が「引っ越しブルー」を経験しているとか。
もしかしたら、すでにあなたも経験済みかもしれませんね。
家づくりでブルーになる原因はさまざまです。
・引っ越して環境が大きく変わること
・打ち合わせや手続きの煩雑さ
・熟考したのに、仕上がりに不満が残る
・子どもが家を傷つける・物を散らす
・これから長期に渡って、ローンを支払い続けることに対しての不安
などなど。
転校が伴う場合は、子どもに症状が現れることもあります。
この「ブルー」とは「うつ」のことなんですが、「うつ」は「心の風邪」と言われるくらい、誰でも発症するものです。
ちなみに、うつ病になると住宅ローンの審査を通らない場合があります。
また、女性は男性より2倍発症しやすく、回復には家族の理解が欠かせません。
だから、家づくりの中で
「あ~。もう打ち合わせなんて嫌だ。家なんていらない」
などと訴える家族がいたら、打ち合わせを延期するなどして、早急に心身のケアをしてあげることが大切です。
また、子どもさんが
「引っ越したら、一緒に遊ぶ友達がいなくなるんじゃない?」
と不安を訴えてきたら、きちんと聞いて共感することも重要です。
初期の適切な対応で、重症化を防げます。
スタッフの知人は、バタバタと考えることに疲れ果てて、打ち合わせを3ヶ月ストップしました。
その結果、それまで以上に家づくりを楽しめるようになったんだとか。
同じ土地での建て替えなら大丈夫でしょうが、新築の場合、ほとんどの家族が「知り合いゼロ」からのスタートになります。
そして、ご近所との小さな接触をきっかけにして、新たな交流が始まります。
それまでの不安な気持ちは、家族全員に共通しているもの。
それを互いに話すことで、家族の結束が固まる、という良い効果もあるんです。
家族が辛そうな時、あなたの励ましが負担になることがあります。
そんな時は、口を挟まず反論せず、話をじっくり聞きましょう。
何とかして励ましたい時は、言葉にせず、背中をさするなど、スキンシップをする方が良いそうです。
家づくりは大仕事なので、ストレスがあって当然です。
そんなとき、家族への接し方を知っていると、お互いに楽しく家づくりができると思いませんか?
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