「フランス敗れたり」 アンドレ・モーロワ著を読みました
第二次大戦の初期にフランス軍に所属して イギリスと
連絡を取る将校であった著者が フランス軍はどうして
ドイツに簡単に負けたのかを書いた本です
フランス空軍の戦力が 戦う前からガタガタだったり
政治家は政治闘争に明け暮れて国民は無気力で とても
国民一丸となって戦う雰囲気ではなかったと書いてあります
ヒトラー率いるドイツは 良い悪いは別として 強いリーダー
シップを持っていて一丸となって戦いを挑んでいたから
勝てないのは当然でしょう
また驚いたことにこの本 日本では太平洋戦争が始まる
一年前の昭和15年に発売されてベストセラーになたそうです
当時の国民がこの本を読むと ドイツと日本を重ね合わせて
国中が一丸となっている日本ならアメリカにも勝てる と
感じてしまうのもわかる気がします
国民の感情を太平洋戦争に向けさせる役目として 大日本
帝国が意図してこの本を発売したのかもしれない と
感じてしまいました
名古屋で自然素材の注文住宅 平成建設一級建築士事務所 古橋 雄治
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