安くていい家をつくるのは、当たり前ですが、建築会社の努力が必要です。
品質が良く、しかも安い金額でお値打ちで提供すること、これは私の使命だと思っています。
家を建てる職人さんも気持ちよく仕事をしていただかないと、いい家はできませんね。
「羽生さん、安くていい家づくりの秘密を教えてください。」と言われる方がたくさんいらっしゃいます。
安くていい家づくりの秘密は、たくさんあるのですが、そのうちの一つをご紹介したいと思います。
『すべて現金払い』
業者さんに対して住宅会社が支払する方法ですが、一般的に建築業界では、約束手形というものを使います。
半金半手といって、半分は現金に、もう半分は手形で支払う方法です。
その手形は一般的に、約3か月後から6か月後に現金になるのです。
その期間に住宅会社が倒産してしまうと、もらえる金額は0円になってしまいます。
住宅会社の中には、オール手形と呼ばれる、手形100%で支払う会社もあります。
この方法で支払うと、納入する側も手形の金利を考えて、納入金額を決めていきます。
簡単に説明すると、手形は3か月後(又は6か月後)に現金になりますが、すぐ現金化したいときには、納入業者は金融機関に手形を持っていきます。
その時に現金化してもらうのですが、額面分の金額をもらえるわけではありません。
額面金額の90%や80%だったりするのです。
そこで、納入業者は、その時に不足する分をはじめから上乗せして、納入金額を決めるのです。
当社は、一切約束手形は使っていません。
納入業者にはすべて現金払いです。
納入業者は倒産の心配が少なく、かつ経費を安く設定することができます。
もし、あなたのお給料が手形払いだったら・・・
やっぱり3か月後にお金になるより、ちゃんと現金で払ってほしいですよね。
業者さんもそう考えます。
これによって安く材料が仕入れられる、ということです。