『家づくりをお考えの方へ』
毎日を過ごすわが家は、家族の健やかな暮らしを支えくれる場所です。
できれば健康に暮らせる自然素材の本物の木で住宅を造れないものか？
こんな思いを抱いた消費者が増えています。
ひと味もふた味も違う本物の木へのこだわりを持ち続ける木造住宅。
住宅は木造であればいいという風潮が昨今あります。
しかし、それだけでは、本当の意味で人間が健康に暮らせる家にはなりません。
人間が住む家は、なんとしても、家族の生命・健康を守る住宅でなければならないと
私は思っています。そこに住む家族が心身ともに健康な毎日を送るためには、
人間に害を及ぼすようなものを徹底的に取り除くように努め、
人間の本来の暮らしとは何かを常に考えた家が欠かせません。
そのためには、木のこと、住宅のことを知り抜いて、
どんな家が理想なのかを見極める必要があります。
例えば、住宅の室内環境が原因となって、そこに住む人間の体にさまざまな
悪影響を与えるシックハウス症候群があります。
住宅だけの問題ではなく、これにはさまざまな分野で化学物質を
多用するようになった歴史的背景があります。
ではこのような問題はいつから起きたのかといえば、ここ数十年のこと。
日本の長い歴史からいっても、つい最近の出来事で、少し昔の日本の家、
例えば戦前に建てられた住宅などでは、起こっていませんでした。
昔の家とは、日本の気候に適した日本の木を使い、伝統的な柱と梁で
組んだ在来軸組工法で建てた家のことです。
そして、木だけではなく、仕上げ材にも自然素材を使用した住まいこそが、
戦後の一時期を除いて、何百年と続いてき家が、
実はこの国（日本）に最も適した理想の住宅だと私は思います。
今、家づくりを真剣にお考えの方は、本物の素材にこだわり、家族全員が
『健康で毎日楽しく暮らせる』住まいを造ってほしいと思います。
