おはようございます。
日本では木造住宅が基本です。また、木造の在来工法で建てられた住宅が多いです。
その木造住宅は床面に段差が生じやすく、そのことが高齢者や障がい者の生活に
大きな影響を与えています。
玄関の上がりかまち、敷居、廊下と和室、洋室と和室、脱衣所と浴室など多くの場所に
段差があります。この段差が高齢者の転倒を引き起こし、家庭内事故につながります。
2.尺貫法
介護 バリアフリー リフォーム 改善目安 尺貫法 国内に良く見られる在来工法の
住宅の特徴ですが、昔ながらの建築技法のため、住宅の間取りをはじめとしたすべてに
於いて尺貫法が用いられています。1尺=10/33メートルですから約303ミリメートルに
なります。ですから柱は4寸≒12cmだったり、廊下の幅が柱の芯から芯で
3尺≒90.9cmだったりします。
廊下の柱の芯から芯が91cmだと、最大でも廊下幅が78cmとなり大人ひとり
歩くのには支障ありませんが、並んで介助が必要な場合や車椅子での移動を
考えると狭くて適さないのが現実です。
住宅事情の関係で、日本の住宅は比較的狭く造られています。
昔はちゃぶ台などの家具や押入れに布団を収納するなどしてその狭い空間を上手く利用してきましたが、
最近は家具が洋式化してきてただでさえ狭いスペースに
生活用品や家具で更に狭くなっています。
例えば、布団で生活していた6畳間をベッドの生活に切り替えると、
今まで2人で暮らしていたスペースに1人しか暮らせなくなります。
介助や介護が必要になる高齢者にとってこのような生活環境は決して
日本の小規模住宅では、介護を行うにしても介助スペースが取れなかったり、
車椅子で廊下を移動することが出来なかったりします。
また、浴室も1坪タイプが多く洗い場が狭く介助者が一緒に浴室に
入れないことも多くあります。
昔から床に座って生活してきた生活習慣が急激な洋式化によって
生活の各所に高齢者や障がい者にとっての危険動作が伴うようになって来ました。
和式便所の立ち上がり動作、和式浴槽をまたぐ動作などがそうです。
壁が少なく風通しが良い在来工法の住宅は湿気の多くジメジメした
夏に過ごしやすく出来ており、冬の寒さには適していない住宅です。
室内で暖房設備を儲けても、廊下と部屋、脱衣場と浴室との温度差が大きいと
血圧の変動が大きく事故につながる例が少なくなりません非常に多いです。
同じ住宅でもそこで暮らす世帯が異なると、それぞれのに生活環境が異なります。
家族が仲良く暮らすためにはお互いを思いやる気持ちも大切ですが、
住宅の環境も大切です。私どものリフォームでは生活の提案及び住宅の
リフォーム等を生活面での改善と住まいの住環境の改善の両方を行うことで
家族が仲良く暮らせるように提案致します。
リフォームのテーマは4つ『耐震・耐久・省エネ・健康』です。
見た目だけのリフォームはやらない方がいいと思います。
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アサヒハウジング の紹介
『本当の住まいを追い求め、子や孫の時代まで住み継いでいける上質な住まいをお届けすること。そしてそこで暮らす家族が元気で、安心して暮らしていただくこと』時を経て、その思いが正しかったと確信できるようになりました。 『今までも、これからも、変わりません』 それは、私たちの信念であり、お客様への誠意でもあります。