アサヒハウジングのブログ

収納スペースは重要

おはようございます。

家づくりの中で、収納に関してはすべてのお客様が重要視されます。

その収納の中でも特に整理が難しいのが、衣類や雑貨を中心とした身の回り品です。

スペースがいくらあっても足りない、という声はよく聞かれます。

ただ単にスペースを用意するのではなく、それぞれの物の形にあった

形態で効率良く納める工夫が大切です。

まずは現状のクローゼットを見直して、着なくなった衣類などを

整理することから始めてみましょう。

新築時、沢山収納と作ってもこれだけあれば収納が完璧という事はありません。

整理整頓を考えなおしましょう。

衣類の収納法には「置く」以外にも「丸める・たたむ・吊るす」など

3つの方法が挙げられます。

下着、靴下、スカーフ、ベルトなどは丸めて引出しの中に入れると場所を取らず、

セーター、タオル、布団などの柔らかな物、ある程度しわになってもかまわない物が

丸める収納法に適しています。

ブラウス、シャツ、セーターなどほとんど衣類は、たたむことで収納スペースが

小さくなります。また着物は最初からたたんで収納するように

考えられた特異な衣類のひとつです。

背広やスーツ、ズボン、コートは、たたんで収納するよりも吊るす方が適切です。

たたむことによって形くずれの原因になり、タタミシワができるからです。

また選びやすさの点からネクタイやベルトも吊るした方がいいでしょう。

物を1箇所にまとめて保存・収納しようという考え方が集中収納で、

使う場所に合わせて収納する考え方が分散収納です。

年に何回かしか着ない衣類(冠婚葬祭用、行事用の衣類など)はひとまとめにして

納戸や物置へしまい、オフシーズンの衣類や時々しか着ない衣類は

押入やクローゼットの奥などに収納します。

そしてよく着る衣類は、それぞれ取出しやすいスペースに収納します。

季節ごとの衣類の分類、行事に着る衣類の収納法なども、

考えなければならない収納の大切なテーマです。

いつ、誰が、どのくらいの割で着るのか、といった使用頻度による分類も

ぜひ考えたいものです。よく着る衣類については出し入れにも便利なスペースに

収納します。外出着はクローゼットの少し奥の方に入れても差し支えありません。

オフシーズンの衣類や七五三の着物などは部屋以外の

別のスペースに納めてもいいわけです。

衣類の収納場所はどこでもよいわけではありません。

湿気の多い場所は虫が食い、カビも生えやすいので、

避けた方がよいのですが、気密性の高い住宅などはそうも言っていられません。

最近では収納ケースもプラスチック製をはじめいろいろな種類が出回っていますが、

ここで古来から優れた収納法を見直してはいかがでしょうか。

桐の箱や茶箱は、箱自体が湿気を呼吸するので通気性には申し分ありません。

さらに通気性をよくするのなら、衣装ケースの下にスノコを敷くのも有効です。

いずれにしても家の構造や状態に合わせた収納家具・用具を選ぶことです。

絶対に避けたいのはギュウギュウ詰めにして、

ケースの中が湿気の巣窟になります。

建物の性能や生活しやすい収納計画を考えましょう。
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