新井建設のブログ

水周りの床材

自然素材の家をつくるときに、必ず話題になる事があります。

水周り(トイレ、洗面室、キッチンなど)の床の材料選びについて。



私が今までに経験した選択肢としては

1.廊下やお部屋と同じように無垢フローリング

2.ビニール性のクッションフロア

3.コルクタイル

4.陶磁器タイル


トイレに関しては、オシッコが飛んだり、汚れが染みてニオイの元になるので
無垢の床板はあまりオススメしていません。

そこでよく選ばれるのが、コルクタイルです。
上記の写真のトイレは、わかりづらいですがコルクタイルを張っています。

コルクそのものは水に強く、メンテナンスも楽ですし、風合いや温かみもあるので人気。

コルクタイルにも、自然オイル仕上げ品やウレタン塗装品がありますので
実物サンプルを見ながらお客さんに選んでもらいます。

コルクタイルは30センチ角の材料を並べて張るので
DIYできるメリットもある一方、気をつけてたいのは継ぎ目の存在です。

陶磁器タイルのように目地は設けませんが、継ぎ目に水や汚れが染み込む可能性はあります。

磁器タイルが好きで、張るという方も時々いますが、
踏んだ感覚が固くて冷たいので、私個人は・・・

自然素材の家なのにビニール性の床はイヤという人も多いのですが
クッションフロアも比較的オススメです。
継ぎ目がなくて、汚れにつよく、お掃除が楽なので。

材料は適材適所、使う状況と住む人の意向を考え合わせて
住んだ後でも笑顔が続くように、素材選びをするのが大事だと思います。
家づくりの小冊子