新井建設のブログ

珪藻土と漆喰壁の違い

天然素材に珪藻土と漆喰壁がありますが、違いをご存知ですか。

こんにちは、八王子市で自然素材を使った気持ち良い注文住宅を設計、
施工している新井建設、代表の新井与四和(あらいよしわ) です。

漆喰とは伝統的な左官塗工法である塗壁の種類の一つで、
仕上げに漆喰を塗ったもののことで、消石灰を主成分としています。
お城や蔵の白壁言えば、想像がつくでしょうか。

一方、珪藻土とは植物性プランクトンが化石化したもののことをいいます。



珪藻土の特徴ですが、超微細・超多孔質構造のため調湿機能が優れています。
湿度を自分で調節するのは大変ですので、快適に過ごしたい方は珪藻土を選ぶと良いでしょう。

漆喰についてですが、
漆喰はアルカリ性ですのでカビが発生しにくいですので、浴室やキッチンなど水回りに向いています。


表面は珪藻土はざらざらした仕上がりになり、漆喰はつるつるした仕上がりになります。
フラットな仕上がりにしたい方は漆喰を選ぶと良いでしょう。


珪藻土はカラーバリエーションが豊富ですが、漆喰は基本は白しかありません。
壁を好きな色にしたいという方は珪藻土の方が向いているでしょう。

まあ、天然の色粉を混ぜることで漆喰もパステル調の色合いで
塗ることができますので、職人さんや工事担当の方に相談してください。

また、漆喰はそれ自体で固まりますが、珪藻土は固まりませんので固化材を使う必要があります。
固化材の成分の配合によって効果が変わってきますので事前に業者に確認しておくことをおすすめします。

折角の多孔質が接着成分で埋まってしまうと
湿気を調整する効果がなくなってしまいますから・・・

それぞれ特徴がありますので用途に合わせて使用するといいでしょう。

DIYに向いているのは珪藻土塗り壁だと思いますよ。
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