新井建設のブログ

人体に有害なホルムアルデヒドとは?

こんにちは、八王子市で自然素材を使った気持ち良い注文住宅を設計、
施工している新井建設、代表の新井与四和(あらいよしわ) です。

私が健康住宅をつくろうと思うようになったのは
社会問題になった「シックハウス症候群」がきっかけです。



シックハウスで有名になったのが、「ホルムアルデヒド」という化学物質です。


ホルムアルデヒドは無色で刺激臭のある気体で、
水に大変よく溶けますので、防腐剤や接着剤として利用されています。


このほか、浸漬標本の作成やエバーミング(遺体の防腐処理)などにも用いられています。
化学実験でメタノールを酸化し蟻酸を作る過程でも発生しますので、化学工業の原料にもなっています。


よく学校の理科室におかれている生物標本でホルマリン漬けがありますが、
ホルマリンとは37%以上の濃度をもつホルムアルデヒド水溶液のことを指しているんです。
(実は私も調べるまで知りませんでした・・・)


このように、ホルムアルデヒドは、知らず知らずのうちに
我々の生活の中で触れたり関わったりしています。


しかし、このホルムアルデヒドは発がん性があります。


水溶液等が人体に直接付着すると、炎症を引き起こすなど危険な化学物質でもあります。
毒物及び劇物取締法でも規制されています。

また、空気中の濃度によっても健康に甚大な影響を与える恐れがあります。

シックハウス症候群は、揮発性のホルムアルデヒドが含まれた防腐剤や
接着剤を建材などに使用した場合に、家の中に徐々に建材から放出され、
家の中の空気中のホルムアルデヒド濃度が上がることによって発生します。

便利だから使う時代から、健康に良くないから使わない時代になっています。

長く過ごす住まいは、空気も安全で健康の方がいいですね。
家づくりの小冊子