新井建設のブログ

子供部屋を作る際に注意すべきポイント

こんにちは、八王子市で自然素材を使った気持ち良い注文住宅を設計、
施工している新井建設、代表の新井与四和(あらいよしわ) です。

我が家には3人の子供とスピッツの女の子がおります。

子供といっても、長男は高3、次女も中1ですから
これから家を建てようとご相談に見えるお客様方の
お子さん達のように小っちゃくて可愛い感じではありません。

ロフトのある子ども部屋

彼らもついこの前までは小っちゃくて可愛い子供でしたし、
自宅を設計しているときは、子供部屋をどうするか?

ワクワクしながら、あれやこれやと家族で話し合ったものです。
そんな経験も踏まえて、今日のテーマは「子供部屋」です。


子供部屋は、子供のプライバシーを守るために、また自立心を育むためには必要なものです。

ただ、子供部屋を作る際には様々な点に注意する必要があります。
結論から言うと、子供部屋の良し悪しは親子関係に影響を及ぼすことがあるためです。

それを良い影響にするためには、まずは場所や配置が重要です。

大人でも利用するのが不便と感じるような場所や配置では、
せっかく部屋を作っても子供が利用しない可能性が高くなってしまいます。

そしてこれは場所や配置にも関係してきますが、いくら子供部屋だからと言っても、
完全に孤立した空間にするべきではないというのもポイントのひとつです。

完全に孤立した空間にしてしまうと、まず子供が閉じこもりやすくなってしまいます。


また、親子で喧嘩などをしてしまった時に、
子供が親や周囲から疎外されたと言う気持ちも抱きやすくなってしまいます。


そして、親側から見ても、子供が何をしているのか、
何を考えているのかが把握しにくくなってしまいます。

そのまま、深刻なコミュニケーション不足が問題になってしまうことも考えられます。

こうしたポイントを踏まえた上で、リビングの近くなど、
できるだけ大人との触れ合いを持てる場所に配置するという考え方もあります。

分譲住宅を買うなら仕方ありませんが、
自由設計で家を建てるなら、ご夫婦で、ご家族で間取りについて
意見を出し合う、希望をぶつけ合う、そういう時間を大切にしてほしいと思います。

100%思い通りになんてなりません!

専門家の私だって、後からこうすれば良かった、もっと深く考えるべきだったと
反省したり、後悔することがあるんですから。

その時に良いと思っても
時間が経つと、そうでもないと感じることもありますから。

家族が家づくりに一緒に参加する事が大事だと思っています。
家づくりの小冊子