新井建設のブログ

【注意】 畳からフローリングへ

こんにちは。
自然素材を使って気持ち良く暮らす家をつくっている
八王子市の新井建設、代表の新井 です。





毎年、秋はリフォーム工事が増える季節です。

「年末・お正月に向けて綺麗にしておこう」

   「台風を機に、家の備えを見直しておこう」

「暑い夏が終わったので、工事中も過ごしやすいから」

   「本格的に寒くなる前に・・・」

きっかけは色々です。

リフォーム工事でよくあるのが、畳からフローリングに変えるというもの。


畳の厚さってどの位あるかご存知ですか?

通常は約6センチの厚みがあります。

その畳を剥がして、フローリングにする時に注意したいのが
畳の断熱性能と遮音性能なんです。

昔の畳なら、ワラがぎっしりと詰まっていましたし、最近の畳なら
スタイロフォームで出来ていますから、床下からの冷え込みを
畳が防いでくれていました。

畳を撤去して単純に下地を嵩上げしてフローリングを張ったら・・・寒い!

もしかしたら、マンションの場合や戸建て住宅でも2階の場合は
寒くないかもしれませんね。

そういうケースでは遮音の方が問題になるかもしれません。

6センチのクッション材が1.2センチの板に代わるのですから
コツコツした音や話し声が聞こえやすくなる可能性が高まりますね。

下の写真は畳の厚みを埋めるために断熱材をいれた施工例です
床下断熱材の様子

断熱材の上に下地の合板を張って、仕上げには無垢板の場合もありますし、
ご希望により合板フローリングの場合もあります。
床リフォーム下地の様子

まあ、こういう施工的な注意点は大工さんやリフォーム屋さんが配慮する部分だと思いますがね。



そうそう、高尾で進めているリフォーム工事でも
見積りでは畳撤去後の断熱材は計上してありませんでしたが
現場の判断で床下の断熱材を施工したようです。

ナイスな判断だと褒めてあげたい。自分の家だったら絶対に断熱材入れるはずだから!
(見積りに計上してなかったのは、私のミスかな)
家づくりの小冊子