第二次大戦中、日本陸軍の誇る新鋭戦闘機「隼」をあやつり軍神と呼ばれた加藤健夫中佐。彼の率いる飛行第64戦闘部隊が、通称「加藤隼戦闘隊」である。 その加藤隼戦闘隊に所属した遠藤健、檜與平両中尉が、南方戦線での戦闘・部隊での様子を克明に綴った、まさに戦争の真っ最中に書かれたリアルな陣中記が本書である。